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2022.11.01

産業創成アドバイザリーはオン・セミコンダクター新潟株式会社に対し、当社初となるプライベート・エクイティ投資を実施

産業創成アドバイザリーは2009年の設立以来、日本のテクノロジー、メディア、通信 (TMT)分野における経験とビジョンをプライベート・エクイティ市場においても役立てたい、との思いを持ってまいりました。私たちは、業界に対する深い知見・経験があること、複雑なファイナンス・テクノロジーを十分に理解していること、そして国内外企業の経営幹部との幅広いネットワークを有することで、投資家の中でも独自性の高い位置づけにあると自負しております。さらに当社では、最も得意とする分野である半導体業界については「日本国内に半導体の生産受託を行う独立系ファンダリ会社が必要である」、との強い信念のもと、当初より業界関係者に対してその実現に向けた提案を繰り返してまいりました。この度、長年にわたり日本産業支援を目指している株式会社マーキュリアホールディングスの中核会社である株式会社マーキュリアインベストメント及び株式会社福岡キャピタルパートナーズを中心とする多くの方々のご尽力により、いよいよ実現の時を迎えることとなりました。

本案件は当社がグループとして立ち上げたファンドによるプライベート・エクイティ案件の第1号となります。産業創成アドバイザリーがTMT分野に特化した日本で初めてのアドバイザリー・ファームとなったように、同ファンドもTMT市場にフォーカスした国内初のプライベート・エクイティ・ファンドとして誕生いたしました。TMT分野は従来より、日本のプライベート・エクイティ及びベンチャー・キャピタル取引の大半を占めております。世界的なテクノロジーの急速な進化や競争環境の変化に対応すべく業界や主要企業では根本的変革が不可欠であると考えられ、この流れが今後も続くことは間違いないものと認識しております。

半導体には、メモリ、ロジックICの「デジタル」と、アナログ・パワー半導体の「ノン・デジタル」とがありますが、この度設立されるスペシャリティ・ファンダリ会社「JSファンダリ」(JSF)は、後者に特化した形となります。アナログ・パワー半導体の需要はEV用途をはじめ今後も大きな伸長が見込め、しかも日本には多くのメーカー、そして技術が存在しております。しかしその一方で、各社とも設備投資には慎重な姿勢をとっていると見られ、JSFでは同分野の供給体制を整備してまいる所存です。新たな技術である化合物半導体にもチャレンジし、材料、装置のサプライチェーンを構築してまいります。日本の半導体メーカーのみならず米欧の顧客においても、日本におけるファンダリ会社を強く求めており、JSFは世界に向けた事業展開を図る所存です。

当社のプライベート・エクイティ・ビジネスの拡大を願うとともに、皆様の変わらぬご支援に心より感謝申しあげます。

本案件に関する詳細は以下のプレスリリースをご覧ください


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